緊張性頭痛に対する鍼灸治療
緊張性頭痛の鍼灸治療
緊張性頭痛は筋肉の過度な緊張が持続的につづいていることにより頭痛になってしまっている状態です。
首や肩の筋肉が緊張していることによりその場所の血行も良くない状態になります。
その結果「目の疲れ」や「顎関節症」、「うつ病」になってしまう場合もあります。
多くの場合緊張性頭痛は筋肉の過度な緊張を伴っています。
その際には鍼灸治療はとてもおおきな助けになれます、
筋肉に向けて「天柱」「風池」「肩井」「大椎」などのツボに鍼を刺すと血管は鍼刺激によって拡張し筋肉は優しくほぐれます。
首の筋肉は頭蓋骨や脳を支える為にとても複雑な構造をしています。
前後左右を向くための筋肉や肩とつながり連携を取る大きな筋肉が連なって多層構造になっているのが首の筋肉です。
骨と直接つながる深い筋肉にはマッサージよりも鍼灸の鍼がより直接的に筋肉にアプローチ出来ます。
また緊張性頭痛は東洋医学的な治療においては「肝」「脾」「腎」の不調によるものが多いです。
特に「肝」は全身の筋肉を司っているので肝の治療をすると首と肩のみではなく全身の筋肉を和らげることが可能になります。
緊張性頭痛はストレス過多になり自律神経のバランスが崩れてしまっていることによって悪化してしまう場合があります。
同じ姿勢を長時間続けることや不規則な生活は交感神経を高めて体が休まらずに体のバランスを崩してしまいます。
東洋医学的な治療は肩と首の局所的な治療をするのみではなく全身を治療するので自律神経も整って体はリラックス状態になります。
良く休まった体は自己回復力を発揮して体の調子を良くしていきます。
頭痛という症状ではなく体そのものを治療する事が鍼灸治療の特徴です。
頭痛はすぐに重篤な状態になるわけではないため、しばらく無理をしながら生活する事もあるかもしれません。
痛みが慢性化してしまう前に鍼灸治療で根本的な治療をしましょう!