眼精疲労の実際の治療例

こんにちは!横浜明堂鍼灸院の石尾です。

「夕方になると目の奥が重い…」 「目の疲れからか、ひどい頭痛や肩こりに悩んでいる…」

今回は、そんな深刻なデスクワーク疲労に悩まされていた患者様の施術例を、改善までの流れと合わせてご紹介します。

患者様のお悩み:一日中PC作業を続ける30代女性

今回ご来院されたのは、横浜市にお住まいの30代、システムエンジニアの女性です。 特にこの数ヶ月、お仕事によるお体の不調が深刻化していました。

  • 目の奥がズキズキと痛む
  • 夕方になると視界がかすみ、ピントが合いづらい(ドライアイ)
  • こめかみを締め付けられるような頭痛が週に2〜3回起こる
  • 首から肩にかけて常に鉄板が入っているようにガチガチ

「マッサージに行っても、その場しのぎにしかならない…」と悩んでいたところ、体質から改善したいと当院を見つけてくださいました。 このようなお悩みは、デスクワークの方、特にSEの方に非常に多く、この記事が同じ悩みを持つ方のお役に立てれば幸いです。

東洋医学から見た原因:「血」の不足と「肝」の疲れ

まず、丁寧なカウンセリングと脈やお腹、舌の状態から、お体の状態を詳しく拝見しました。

東洋医学では**「目は肝(かん)と繋がる」**と考えます。 ここで言う「肝」とは、臓器そのものだけではなく、全身のエネルギーや「血(けつ)」の流れをコントロールする調整役の機能も指します。

長時間のPC作業で目を酷使すると、この「血」が大量に消耗されます。A様のお体は、手足の冷えや体のこわばりからも分かる通り、**栄養である「血」が不足し(血虚)、調整役である「肝」が疲弊している状態(肝虚)**でした。

これが、目の疲れだけでなく、頭痛やひどい肩こりを引き起こす根本原因だと考えました。

当院の施術:目だけでなく「全身」と「脇の下」から整える鍼灸

そこで当院では、症状が出ている部分だけでなく、根本原因にアプローチするために全身のバランスを整える施術を行いました。

1.根本原因にアプローチする手足のツボ まず、消耗した「血」を補い、「肝」の働きを整えるために、足にある曲泉(きょくせん)や陰谷(いんこく)、手にある曲池(きょくち)合谷(ごうこく)といったツボに鍼をしました。手足のツボを使うことで、体の中から回復する力を高めます。

2.つらい症状を和らげる顔周りのツボ もちろん、直接的な症状を緩和することも重要です。目の周りにある太陽(たいよう)攅竹(さんちく)といったツボに鍼をすることで、滞った血流を改善し、筋肉の緊張を和らげます。

3.【当院のこだわり】首肩こりの鍵、「脇の下」へのアプローチ 意外に思われるかもしれませんが、首や肩のこりを解消する上で非常に重要なのが「脇の下」です。 デスクワークでは腕が常に前に出ているため、脇の下の筋肉群は縮こまった状態で固まっています。この部分の緊張を鍼やマッサージでしっかりと解放してあげると、驚くほど首や肩が軽くなります。当院では、首肩こりでお悩みの方には必ずこの「脇の下」への施術を行っており、非常に高い効果を実感しています。

4.ガチガチな首肩への直接アプローチ 仕上げに、首や肩の付け根にある風池(ふうち)肩井(けんせい)といったツボでガチガチの緊張を緩め、頭部への血流をスムーズに整えます。 (※風池のマッサージについては、当院のInstagramリール動画でもご紹介していますので、ぜひご覧ください!)

施術後の変化:「視界が明るくなった!」

施術後、患者様からは 「視界がパッと明るくなりました!さっきより目が大きく開いている感覚がします」 と、晴れやかな表情で嬉しいお言葉をいただきました。

一度の施術でも効果は実感していただけますが、長年の負担で定着した体質を改善し、良い状態を維持するためには継続的なケアが大切です。 そこで、まずは週1回のペースで施術を続け、症状が安定してきたら月1回のメンテナンスに移行していく、という治療プランをご提案しました。

横浜でつらい眼精疲労にお悩みなら

スマートフォンの普及により、眼精疲労は今や誰にとっても身近な不調です。 単に目を休ませるだけでは改善しないつらい症状は、体の内部に原因が隠れているかもしれません。

もしあなたが同じような症状で長年お悩みでしたら、ぜひ一度、横浜明堂鍼灸院までご相談ください。

→ ご予約・お問い合わせはこちらから

ご来店日時選択(横浜明堂鍼灸治療院)|ホットペッパービューティー

090-9343‐3512