冬の入り口 「よく眠れない…」は『首の冷え』が原因かも?
冬の入り口 「よく眠れない…」は『首の冷え』が原因かも?
冬の入り口を迎え、寒さを感じる日が増えてきましたね。
- 「夜、布団に入ってもなかなか寝付けない」
- 「眠りが浅く、途中で何度も目が覚めてしまう」
- 「朝スッキリ起きられない」
こんなお悩みはありませんか? もしかすると、その不調の原因は意外な場所――**「首の冷え」**にあるかもしれません。
なぜ「首の冷え」が眠りを妨げるの?
首は、肩や腕などとは違い、服で覆われていないことも多く、外気に直接さらされて冷えやすいデリケートな部分です。 首が冷えると、2つの理由で安眠が妨げられてしまいます。
理由①:筋肉の「緊張」でリラックスできない
まず、首が冷えると、首から背中にかけての筋肉がギュッと緊張してしまいます。
この緊張が続くと、体はリラックスモード(副交感神経)に切り替わることができず、興奮モード(交感神経)のままになってしまいます。 これでは、体が「眠る準備」を整えられないため、寝つきが悪くなってしまうのです。
理由②:東洋医学の「風門(ふうもん)」から冷えが入る
東洋医学では、首の後ろ(うなじの辺り)にあるツボを「風門(ふうもん)」と呼びます。
ここは文字通り「風(ふう)=冷えや邪気」が体に入ってくる**「門(入り口)」**と考えられています。 「風門」が冷えてしまうと、体の防御機能や自律神経のバランスが乱れ、結果として安眠を妨げてしまうのです。
今すぐ実践!「三首(さんくび)」を温めるセルフケア
東洋医学では、「冷えは万病のもと」と考え、特に「三首(さんくび)」を温めることを推奨しています。
「三首」とは、「首」「手首」「足首」の3つの「くび」のことです。
手首や足首は、服の袖や靴下などで自然と保護されやすいですが、「首」は意外と無防備になっている方が非常に多いです。(私もついうっかり、ということがあります。)
ぜひ今日から、以下のセルフケアを取り入れてみてください。
- 【外出時】 これからの寒い時期は、ネックウォーマーやマフラーなどで、首元をしっかりガードしましょう。
- 【就寝時】 寝ている間も、肌触りの良い薄手のネックウォーマーやタオルなどで首を保護できると安心です。
【まとめ】
冬はただでさえ寒さで体の筋肉がこわばり、首こり・肩こりが悪化しやすい時期です。
まずはセルフケアで「首」を温め、リラックスして眠れる環境を整えてみてください。
もし、セルフケアだけでは追いつかない頑固な首こり・肩こりや、長引く不眠でお悩みの方は、私たちプロにご相談ください。
鍼灸治療は、硬くなった筋肉を直接ゆるめるだけでなく、お灸なども使って体の芯から冷えを取り除き、自律神経を整えるお手伝いができます。 お悩みの方は、ぜひ一度「横浜明堂鍼灸院」までお気軽にお越しください。

