「おばあちゃんの家」のような懐かしい香り?その正体とは。

こんにちは横浜明堂鍼灸院の石尾です

初めて当院にいらした患者さんから、よくこんなことを言われます。

「先生、ここはちょっと独特の良い匂いがしますね」 「なんだか、おばあちゃんの家に来たみたいで落ち着きます」

おそらく、この「香りの正体」は、お灸に使われる「もぐさ」なんです。

お灸の原料が「ヨモギ」だということは、ご存知の方も多いかもしれません。 乾燥させたヨモギの葉の裏にある「綿毛(わたげ)」を集めたものが、お灸で使う「もぐさ」になります。

実はこのヨモギの香り成分には、「シネオール」という精油成分が含まれています。

これはローズマリーなどにも共通する成分で、

  • 高ぶった神経を鎮める
  • 脳をリラックスさせる
  • 自律神経を整える

といった、アロマテラピーのような効果があります。

極端に言えば、鍼灸院のドアを開けて、フワッとこの匂いを嗅いだ瞬間から、もう体の治療は始まっているのかもしれません(笑)

最近、仕事が忙しくてピリピリしていませんか? 夜、考え事をしてしまって眠りが浅くなっていませんか?

そんな時は、ヨモギの香りを生活に取り入れてみるのも良いかもしれません。

11月も後半。 「師走(しわす)」に入る前で、寒さと忙しさで自律神経が乱れやすい時期です。 懐かしい香りとともに、皆様をお待ちしております。