今日は節分、明日は立春。春先に「目」や「イライラ」が止まらないのはなぜ?東洋医学と血流の話

今日、2月3日は「節分」ですね。 豆まきをして邪気払い。そして明日の4日は、いよいよ「立春(りっしゅん)」、暦の上では春の始まりです。
といっても、まだまだ寒いですね…。 これを書いているのは2月3日の早朝なのですが、現在の気温はなんと1度です。 日中、もう少し暖かくなるといいのですが。
寒さは残っていますが、体は少しずつ「春の準備」を始めています。 実はこの時期、「なんだか目が疲れる」「理由もなくイライラする」「肩こりがひどくなった」という症状を訴える方が急増します。
これ、東洋医学的に見ると、とても自然な反応なのです。
■ 春は「肝(かん)」が高ぶる季節
東洋医学では、春は五臓の中で「肝(かん)」が高ぶりやすい季節とされています。
「肝」というと西洋医学の「肝臓」をイメージされるかと思いますが、東洋医学ではもう少し広い意味を持ちます。 主に以下の働きをコントロールしています。
- 自律神経のコントロール
- 情緒の安定
- 目や筋肉の動き
実はこれ、解剖生理学的にも理にかなっています。 肝臓というのは、「血流」とものすごく深い関係がある臓器です。
消化器官から吸収された栄養や毒素は、「門脈(もんみゃく)」という大きな静脈系統を通って肝臓に集まります。肝臓はそれをろ過・浄化・代謝して、きれいになった血液を心臓へ送り返します。 つまり肝臓は、心臓と同じくらい「血液の循環」に関して大きな役割を担っているのです。
■ エネルギーが頭に昇りすぎていませんか?
春になって植物が芽吹くように、人間の体もエネルギーが内側から湧いてきます。
しかし、このエネルギーがうまく循環せずに頭の方へ昇りすぎると、頭痛、目の充血、イライラといった症状が出てきてしまいます。 東洋医学ではこれを「気(き)が上に昇る」と表現します。
■ 横浜・みなとみらいのデスクワーカーは要注意
特に、横浜・みなとみらいエリアで働く皆さんは注意が必要です。
普段からパソコンやスマホで目を酷使し、同じ姿勢で筋肉を固めていると、ただでさえ「肝」の働きがオーバーヒートしがちです。 そこに春の気候変動(寒暖差や気圧の変化)が加わると、一年の中で一番自律神経のバランスが乱れやすい状態になってしまうのです。
■ 鍼灸で「気」を下に降ろす
この時期の不調にとってもおすすめなのが、鍼灸治療です。
高ぶって頭に昇ってしまった「気」を、鍼やお灸を使ってスーッと下に降ろしてあげます。 また、固まった首や肩を緩めることで、オーバーワーク気味な「肝」の働きを助け、全身の血流をスムーズにします。
施術の後には、視界がパッと明るくなったり、呼吸が深く吸えるようになるのを実感していただけるはずです。
春は新しいことを始めたくなる季節ですが、体にとっては変化の大きい時期でもあります。 本格的な春が来る前に一度、お体のメンテナンスはいかがでしょうか?

