腰が軽くなる!鍼灸で全身の気血を整える方法
- 腰痛の背景
現代社会では腰痛に悩む人が多いです。統計的にも見ても増え続けています
この背景にはデスクワーカーの増加や現代社会の運動不足など生活の質の変化があるように思います
東洋医学ではこのような現象を「気血の滞り」という表現で表しています
- 経絡治療での腰痛の考え方
東洋医学で腰痛について考える時には経絡という体を流れるツボの流れを考える必要があります
腰痛はとくに「足の太陽膀胱経」と腎経などの経絡は関係が深いです
また経絡治療の考え方では腰という部分的な施術ではなく全体のバランスを考えて施術します
- 治療の流れ
初診の流れ:問診から始めるのですが、鍼灸施術をする際の問診は幅広く睡眠状態や食欲、便通なども伺ったうえで施術に入ります
施術の流れ:重要なツボに鍼をします。例としては「外関」「足臨泣」「腰痛点」「大腸兪」「腎兪」などです
実際の施術例
女性 40代 調理関係の仕事
職業上平らな靴を着用して硬い床の上で起立して長い時間調理業務をしている
結果として腰がズキズキと痛むようになり来院
この方の施術も疲労している筋肉と長時間にわたる調理業務で気血の虚を感じました
ざっくり言うとすごく疲れていました
使用したツボは頭部のツボ「百会」「前庭」これらのツボは頭の疲れを取ってくれます
また「足の三里」「申脈」「腰痛点」「内関」「太白」「大陵」これらは腰痛に良いツボです
また20分ほど小殿筋、中殿筋のストレッチを行いました
このストレッチは自宅でも出来るものなので指導して自宅での実践を提案しました
施術後は痛みが7割ほどになったので良しとして1か月に1,2回の施術で様子を見ています
- 経絡治療のメリット
経絡治療で体のケアをするメリットは体全体の健康やバランスを整えてくれるので睡眠の質などが良くなります
心身相関という考え方が東洋医学にはあります
体のこわばりがある時は心も硬く疲れてしまうものです
鍼灸で身も心もリフレッシュしましょう!