【横浜の鍼灸院が解説】その肩こり、PCのせい?子育てのせい?原因別の頭痛・首こり解消法
こんにちは!横浜明堂鍼灸院の石尾です!
このブログでは、毎日デスクワークと子育てを両立し、ご自身のことは後回しになりがちな30代・40代の女性に向けて、つらい「肩こり」「首こり」、そしてそこからくる「頭痛」の原因とセルフケアについて詳しく解説します。
1、デスクワークによる肩こり
言うまでもなく長時間PCに向かうデスク作業には肩こりや首こりがつきものです。これは、同じ姿勢を続けることで筋肉が固まり、血流が滞ってしまう筋肉疲労によるものです。
見落としがちな「眼精疲労」と「気圧性頭痛」の関係
さらに、意外と気づきにくいのが、モニターを集中して見ることによる眼精疲労です。
眼精疲労は、ただ目が疲れるだけでなく、眼球を支える筋肉が過度に緊張し、炎症を起こしている状態です。この炎症が、こめかみあたりがズーンと重たい、しつこい頭痛を引き起こすことがあります。
不思議なことに、こういった頭痛は気圧の変動とともに訪れることも少なくありません。今この記事を書いている7月18日のように、台風の接近などで突然低気圧に見舞われるこの時期、同じような頭痛に悩まされる方も多いのではないでしょうか。
子育てによる肩こり
一方で、2〜3歳のお子さんを「抱っこ」することで生じる肩こりは、デスクワークとは少しタイプが異なります。私も2歳の息子がいるのですが、やはり息子を抱っこすると肩がキツイです(笑)
左右のアンバランスが体の歪みに
特に「抱っこ」は、利き腕や骨盤の向きなどから、どうしても左右どちらかに偏りがちです。この左右非対称の負荷が日常的に繰り返されることで、骨盤や背骨など、体全体の歪みを引き起こし、慢性的な肩こりの原因となることも少なくありません。
鍼灸師が伝授!自宅でできる「ハイブリッド肩こり」解消セルフケア
このような理由で私たちは肩凝りや首コリに悩まされることが多いです
ここでは、その両方にアプローチできるセルフケアをご紹介します!
まずはここから!万能ツボ3選
ご自身でツボを押す際は、「痛気持ちいい」と感じる強さで、深呼吸をしながらゆっくり5秒ほど押してみてください。
- 合谷(ごうこく) 手の甲、親指と人差し指の骨が交わる手前のくぼみにある有名な万能ツボです。顔や頭、腕など上半身の血流を促し、体全体の緊張を和らげる効果が期待できます。
- 外関(がいかん) 腕の外側、手首のシワから指3本分ほど肘側にあるツボです。特に腕や肩の使いすぎなど、肉体的な疲労を伴うこりにおすすめです。
- 肩井(けんせい) 首の付け根と肩先を結んだ線の、ちょうど真ん中あたりにあるツボです。まさしく「肩こり」の中心部にあり、直接的なアプローチができます。セルフケアもしやすい代表的なツボです。
固まった体をリセットする「胸と脇のストレッチ」
PC作業や抱っこで内側に丸まりがちな肩を、外側に開いてあげるストレッチです。
- 壁の横に立ち、片方の手のひらを壁につけます。
- ゆっくりと体を壁と反対方向にひねり、胸の前側や脇の下が心地よく伸びるのを感じます。
- 深い呼吸をしながら30秒キープし、反対側も同様に行います。
固まった大胸筋を伸ばすことで、自然と姿勢が良くなり、呼吸も深くなりますよ。
まとめ:セルフケアでも改善しない時は、専門家にご相談を
今回ご紹介したセルフケアは、日々の不調を和らげるのに非常に有効です。しかし、セルフケアだけでは改善しない、つらい症状が長く続いているという場合は、ぜひ一度私たちのような専門家にご相談ください。
鍼灸治療は、表面的な筋肉だけでなく、より深層の筋肉の炎症に直接アプローチし、血流を根本から改善することができます。
頑張るあなたの毎日が、少しでも健やかで快適になるよう、お手伝いができれば幸いです。