つらい首こり、原因は秋の夜長のスマホかも?横浜の鍼灸師が教える「スマホ首」解消法

こんにちは、横浜明堂鍼灸治療院の石尾です。
過ごしやすくなった秋の夜、ソファにごろ寝しながら、ついスマートフォンをずっと見てしまっていませんか?気づけば1時間、2時間…。そして、ふと立ち上がった瞬間に訪れる、首や肩のズーンとした重みや痛み。
こういった症状は、もしかしたら「スマホ首(ストレートネック)」のサインかもしれません。この記事では、最近私の患者様の中でも特に増えている、スマホ操作による首・肩のコリについて解説していきます。
首への負担は27kgにも?「スマホ首」が引き起こす不調
人間の頭は約5kgほどの重さがあり、これは体重の約10%にも相当します。 その重い頭を、パソコン作業やスマホ操作で前かがみの姿勢で支え続けると、首にかかる負担は通常の何倍にもなってしまいます。
この状態が続くと、首周りの筋肉はガチガチに固まって血行が悪化。その結果、
- しつこい頭痛
- 目の疲れ、眼精疲労
- 吐き気やめまい
- 自律神経の乱れ
といった、様々な不調を引き起こしてしまうのです。
深層筋へのアプローチと「頭皮の鍼」
首の筋肉は非常に複雑な層になっており、マッサージでは届きにくい深い部分に痛みの根本原因が潜んでいることも少なくありません。こういった深い筋肉に直接アプローチできるのが、鍼灸治療の大きな強みです。
さらに、当院でスマホ首や眼精疲労の施術を行う際に必ず組み合わせているのが「頭皮への鍼」です。 頭と首の皮膚や筋膜は一枚で繋がっています。そのため、頭皮の緊張を取ってあげると、驚くほど首の緊張が解放され、目の疲れもスッキリするのです。
原因は意外な場所に?プロが教えるセルフケア
痛む場所だけが原因とは限りません。当院でスマホ首の方にお勧めしているのが、「脇の下」や「鎖骨の下」の筋肉を緩めることです。
【簡単セルフケア:脇の下ほぐし】
- 腕を少し上げ、反対の手の親指で脇の下をぐっと掴みます。
- 「痛気持ちいい」と感じる場所があれば、そこが凝っているサイン。
- 掴んだまま、ゆっくり腕を5回ほど回してみましょう。
こういった部分の緊張を針やストレッチで緩和してあげると、首や肩が驚くほど軽くなります。
つらい肩こり、「いつものこと」と諦めないで
セルフケアも非常に大切ですが、痛みが慢性化している、薬が効かなくなってきた、という場合は身体からの危険信号です。「いつものことだから」と我慢せず、ぜひ一度プロにご相談ください。
横浜明堂鍼灸治療院では、あなたに合った最適な施術プランやアフターケアをご提案