週末の暴飲暴食リセット!松尾芭蕉も愛した「足三里」で胃腸ケア

おはようございます横浜明堂鍼灸院の石尾です!

いよいよ忘年会シーズンもピークを迎えつつありますね。 先週末は美味しいものをたくさん食べた、という方も多いのではないでしょうか?

美味しい食事やお酒は心の栄養になりますが、正直なところ、「胃腸」はクタクタになっていませんか? 今日は鍼灸師の視点から、この時期に必須の「胃腸ケア」についてお話しします。

胃腸の疲れは「肌」と「背中」に出る

実は、胃腸の調子が悪くなると、消化不良だけでなく全身に影響が出ます。 免疫が落ちて風邪を引きやすくなったり、脂質や塩分の摂りすぎで「肌荒れ」につながったりと、美容面でも大敵です。

そして意外と知られていないのが、「肩こり・腰痛」との関係です。 胃の裏側にあたる背中や腰の筋肉は、お腹が張ってくるとパンパンに緊張しやすくなります。 「飲み会の翌日、なぜか背中が痛い…」 それは、胃腸からのSOSかもしれません。

松尾芭蕉も愛した万能ツボ「足三里」

そこで今日は、今すぐできるセルフケアとして「足三里(あしさんり)」というツボをご紹介します。

【場所】 膝のお皿の外側、指4本分ほど下がったあたりにあるくぼみです。

【効果】 消化を助け、体力を底上げしてくれます。 食べ過ぎでお腹が張って苦しい時や、便秘気味の時に刺激すると、スッと楽になることが多いですよ。

「せんねん灸」で旅の疲れを癒やす

もしご自宅に「せんねん灸」などのお灸があれば、ぜひ足三里に試してみてください。指で押すだけでも効果的ですが、お灸の温熱刺激はさらにおすすめです。

実はこの足三里、あの松尾芭蕉も『奥の細道』の旅立ちに際して、お灸を据えていたことで有名なツボなんです。 現代でも、お遍路(四国八十八ヶ所巡り)をされる方は、健脚と体調管理のために足三里にお灸をすることが多いそうです。

昔の旅人が頼りにしたツボは、現代の私たちの「忘年会疲れ」にもきっと力を貸してくれます。 今年一年の疲れ、胃腸からリセットしていきましょう!

セルフケアだけでは追いつかない…という方は、ぜひ当院で全身の調整をお任せください。