頭痛の鍼灸治療について
一月の前半が終って益々寒さが厳しくなってきましたね。
こう寒いと体の筋肉が張ってきていつもに増して肩こりや腰痛が厳しくなってきます。
院の周りを歩いていても指先の露出している部分や首元は寒さで震えるような季節ですね。
私も息子が生後1か月を迎えたばかりなのでこの冬は外出少なめです。
もう少し首が座ったら一緒に岡野公園などにも行けるでしょうか。
さて、このような寒い季節に多いのはやはり、リウマチ性の節々の痛みや頭痛です。
頭痛は天気性頭痛と呼ばれるような低気圧系の頭痛ではなく頭周りの筋肉が硬く張ってしまうことによる頭痛もこの時期に多いです。
横浜明堂鍼灸治療院では頭痛の治療をすることが多いので改めて頭痛の治療に使うツボをご紹介してセルフケアに役立てて頂ければと思ってこの記事を書きました。
1、天柱
天柱は首と頭の境目にあるツボで目に開竅しているツボで頭痛以外にも目の疲れ、めまいなどにも良いとされています。
天柱という名前にも面白い意味があって「天」は頭を意味して「柱」は文字通りは柱ですね。
なので天を支える柱という意味のツボを首に配置していることになります。
首には「天柱」以外に天鼎というツボもあります。
天柱に鍼を刺すとマッサージとは違った刺激があってとても気持ちが良いです。
2、大椎
首の根っこにあるツボでこの季節には大事な意味を持つツボです。
東洋医学では「風邪」(ふうじゃ)という外来性の体に悪いものはこの大椎から体内に侵入すると言われています。
これがリアリティを伴うかというよりも寒い時期に首元を出してると体壊しちゃうよーという警告の意味があったと私は考えています。
この時期にはマフラーやスカーフで首元は保護しましょう。
また大椎のあたりからストレッチすると首や頭の筋肉にも良いです。
当院では治療の後に首に良いストレッチも同時に指導しています。
3、極泉
ちょっと分かりづらくてすいません。
わきの下にあるツボです。
さてわきの下というと全く首と関係内容なのですが、このツボは「寝違い」等の首の痛みには抜群の効果があります。
筋肉でいうところの肩甲下筋に当たるのですが、この筋肉に上手くハリが入ると首の痛みや関節の可動域に非常に有効です。
もし未だに治らない首の痛み等があればぜひ参考にしてみて下さい。