忘年会続きの方へ。実は、あなたの「胃腸の疲れ」が肩こりの原因かもしれません

こんにちは横浜明堂鍼灸院の石尾夏海です。

12月も今日でちょうど折り返しですね。 患者様の中には、年末の混雑を避けて「年始や月初に忘年会を済ませた」という方もいらっしゃいますが、とはいえこれからの2週間、まだまだ外食やお酒の機会が多い時期かと思います。

楽しい予定が続く一方で、 「朝起きた時に体が重い」 「顔がパンパンにむくんでいる」 と感じることはありませんか?

胃腸の疲れは、背中に現れる

12月にこのような症状が出る場合、実は「胃腸」が原因かもしれません。

東洋医学では、消化器官(胃腸)に負担がかかると、その裏側にある腰や背中の筋肉が緊張すると考えられています。

食べすぎや飲みすぎで胃が疲れてしまうと、背中の筋肉を硬くして内臓を守ろうとする「防御反応」が起きます。 その結果、自然と猫背になったり、肩や背中が張ってしまうのです。

もしかしたら、そのしつこい肩こりは「胃腸の疲れ」の反映かもしれません。

体からの「休ませて!」のサイン

以下のような症状はありませんか?

  • 食後の眠気が異常に強い
  • 手足や顔がパンパンにむくむ
  • 背中の真ん中あたり(胃の裏)が張っている
  • 口内炎ができている

これらは体が**「お腹を休ませて!」**と言っているサインです。

松尾芭蕉も愛したツボ「足三里」

そんな時におすすめのツボが「足三里(あしさんり)」です。 (膝のお皿の外側、指4本分下がったあたり)

ここは胃腸の働きを助け、消化をスムーズにしてくれる名穴(めいけつ)です。 あの松尾芭蕉が『奥の細道』の旅に出る際、ここにお灸を据えて健脚を保ったことでも有名ですね。

プロのケアで年末を乗り切る

セルフケアでは追いつかないほどの疲れであれば、ぜひ鍼灸院にいらしてください。

鍼でお腹や背中のツボを刺激すると、自律神経が整い、胃腸の働きを正常に戻してくれます。 内側から整えて、残りの12月も元気に乗り切りましょう