6月の終わりに「タコ」を食べる?日本の夏の知恵と東洋医学

こんにちは。横浜明堂鍼灸院の石尾です。 6月も終わりに近づき、梅雨明けが待ち遠しい季節になりましたね。

今回は、夏至から数えて11日目、毎年7月2日頃に訪れる「半夏生(はんげしょう)」についてお話しします。(カレンダー上では、もう少し先ですね。)

半夏生は、長く続いた梅雨が終わりを告げ、いよいよ本格的な真夏に移ろうとする大切な移行期です。実はこの時期、日本(特に関西地方)では「タコ」を食べる風習があるのをご存知でしょうか?

これには、田植えを終えたタイミングで「植えた稲の根が、タコの足のように大地に深くしっかりと根付いてほしい」という、農家の人々の切実な願いが込められているそうです。

■ 単なる縁起担ぎではない、夏のスーパーフード

タコを食べることは、実は単なる縁起担ぎではありません。 東洋医学の食の知恵において、タコは「気(生命エネルギー)」と「血」を補い、疲労した筋肉や身体を丈夫にしてくれる素晴らしい食材です。

さらに、タウリンを豊富に含んでいるため、梅雨のしつこい湿気(湿邪)にやられて弱ってしまった胃腸の働きを、しっかりと回復させてくれます。

最近、「いくら休んでも疲れが取れない」「体調がはっきりと良くならない」とお悩みの方がいらっしゃったら、ぜひ今夜のおかずにタコを取り入れてみてください。

■ それでも不調が続く時は、鍼灸の出番です

タコを食べて栄養を補給しても、まだまだ体調が優れない、身体の重だるさが抜けない……という時は、ぜひ当院の鍼灸治療に頼ってください。

気圧や湿気で乱れてしまった自律神経を整え、体内に停滞している余分な水分を巡らせることで、フワフワ・モヤモヤした心身をすっきりとリセットさせることができます。

本格的な猛暑がやって来る前に、鍼灸で身体の土台をしっかりと整えていきましょう!