秋の乾燥と肩こり

こんにちは。横浜明堂鍼灸院の石尾です。

秋が深まるとともに、空気が乾燥してきましたね。実はこの「乾燥」が、頑固な肩こりや首こりの原因になるということをご存知でしょうか。

乾燥が筋肉を硬くするメカニズム 東洋医学では、秋の乾燥した空気を「秋燥(しゅうそう)」と呼びます。「燥」というのは、現代でも乾燥の「燥」として使われていますね。空気が乾燥すると、呼吸や皮膚から体内の水分が奪われ、隠れ脱水状態になります。

干し肉が硬くなるのと同じように、水分を失った筋肉は柔軟性を失って固まり、血流が滞ることで強い肩こりや首の痛みを引き起こすのです。

東洋医学というのは、中国の広大な地域の中でさまざまな考え方を発展させてきました。この「秋燥」へのアプローチは、おそらく北京よりもさらに北の方、回族(かいぞく)と呼ばれるイスラム教の人たちとともに培われた健康の考え方かもしれません。

「乾燥型・肩こり」の方の特徴 こういった乾燥による肩こりの方には、以下のような特徴があります。

  1. 唇や肌の乾燥が気になる
  2. 喉が渇きやすい、または空咳(からせき)が出る
  3. マッサージを受けても、すぐに硬く戻ってしまう
  4. 寝起きに首や肩に強いこわばりを感じる

体の内側から潤す鍼灸治療 こういった方には、表面の筋肉を揉むだけでは根本的な解決にはなりません。

当院の鍼灸治療では、呼吸器(肺)の働きを助けるツボを刺激し、体内の水分代謝を整えます。もちろん、患者さんご自身でもこまめな水分補給をしたり、クリームで保湿をして乾燥を防いだりする日常のケアも重要です。 その上で、硬くなってしまった首や肩の深層筋(インナーマッスル)に鍼で直接アプローチすることで、全身に「血」と「水」を巡らせて、こりにくい体質へと改善していきます。

「毎年秋になると肩こりがひどくなる」という方は、お身体が潤いを求めているサインかもしれません。長引く首・肩の不調にお悩みの方は、よかったら一度、横浜明堂鍼灸院までご相談ください。